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アンティークジュエリー展2018 5月10日(木)11日(金)12日(土)13日(日)開催

魅力あふれるアンティーク・ジュエリーの世界へご招待
毎年恒例のアンティーク・ジュエリー展の時期がやってきました。アンティーク・ジュエリーは、ほとんどの作品が世界に一つしかありません。大胆、緻密、華麗…いろいろな表情を持ち、一つひとつに物語があります。現代のジュエリーでは感じ得ない不思議な魅力を持っています。

Gallery

アンティーク・ジュエリー展2018の商品を、一部ご紹介。

今回も、アンティーク・ジュエリーを専門に活躍中の山本氏が自ら選りすぐんだ素晴らしい作品が300点近くも揃いますので、どうかたくさん見て、着けて感じてください。全てが手作りの1点限りの作品になります。時代背景を思い浮かべながら、運命のジュエリーを見つけてください。

【アンティーク・ジュエリー コーディネーター 山本富士実】
1965年、千葉生まれ。拓殖大学政経学部政治学科を卒業後、ジュエリーの専門商社に入社。G.G.(宝石の鑑定、鑑別に関する国際的タイトル)を取得。百貨店部門に7年務めた後、会社の新規事業であるアンティーク・ジュエリー部門に異動。部門責任者として仕入れ、販売に携わり、14年間の会社員生活を送る。2002年に独立。G.G.であるがゆえの見識眼をもって、より美しく着けやすい、生涯寄り添うことのできる上品で麗しいアンティーク・ジュエリーを探し続け、世界中を駆け巡る。

【マルチカラーストーンブローチ 1880年頃 イギリス】
中央部に大きなアメシストを置き、周囲をガーネットやシトリンなど優しい色合いの石で取り囲んだ上品なデザインのブローチです。それぞれの石が極小の爪で留められており、ほとんど表に見えません。作りも軽く、薄手のお洋服にも着けていただけます。

アンティークジュエリーとは?

アンティーク・ジュエリーとは、製作されてから百年以上を経過した宝飾品で骨董的価値を持つ装身具のこと。主に欧米で作られたものについていう。作られてから半世紀程度の年月が経過していて、現代のジュエリーとは異なる特徴・雰囲気を持つもの手間を惜しまず1点づつ丁寧に作られているもの、その時代ならではの独自のスタイルと美学があることなどを満たしていることがアンティークジュエリーの条件です。

【セントジョージガーネット ブローチ 1880年頃 イギリス】
イングランドの守護聖人であるセントジョージをデザインした銀製のブローチです。守護聖人とは、その国が窮地に陥った時敵から守ってくれる聖人のことで、このセントジョージは当時「悪の象徴」となっていたドラゴンをたくさん倒したと言われています。周囲に飾られた8石のガーネットにより重厚感が増し、
圧倒的な存在感で見る者を魅了する作品となっています。

時代の歴史的背景などを含めて総合的に楽しむ美術品

アンティークジュエリーの中には現代では再現が難しいような技法を用い、手間をかけて作られたものも多いのですが、逆に現在の基準に照らし合わせると規格外と判断されてしまうケースもあります。例えばダイヤモンド。現在では4Cが選ぶときの基準として一般的ですが、このような判断基準が広まったのは第二次大戦後からの数十年に過ぎません。歴史的な秘宝や、戴冠式の王冠などに使われている国宝級のダイヤモンドですら、現在の規格では評価対象外とされてしまうものが少なくありません。しかし、それらの美しさは決してそのことによって傷ついたりはしません。つまりある時代の美の基準が必ずしも絶対ではないのです。アンティークジュエリーは宝石のみでその素晴らしさが決まるのではなく、使われている宝石・デザイン・技法・作られた時代の歴史的背景などを含めて総合的に楽しむ美術品ということができると思います。
【ダイヤ一文字リング 1880年頃 イギリス】
オールドヨーロピアンカットのダイヤモンドを5石、横一列に並べた極めてシンプルな一文字の指輪です。この時代のダイヤモンドの特徴である「湧き水が光を浴びている」ような優しい輝きが上品な逸品です。

流行を超えた普遍的な美

美術品などと言ってしまうと鑑賞するもの、収集するものなどとイメージされる方も多いかもしれませんが、本来は身に着けて楽しむために作られたもの。使ってこそ意味があると思います。現代のジュエリーはかなりトレンドを意識して作られるものが多いので、物によっては数年でトレンドからずれてしまい、身に付けるのを躊躇してしまうようなことも少なくありません。しかし長い年月を経てきたアンティークジュエリーには流行を超えた普遍的な美があります。だからちょっとした着け方の基本をマスターしてしまえばどんな時代にも変わることなく楽しむことができるのです。本来なら美術館で鑑賞するような美しいものを、いつも自分の身に着けて楽しめるなんてとても素晴らしいことだと思います。

【エナメルペーストブローチ 1880年頃 イギリス】
外周には繊細な透かし模様のデザインに「ペースト」と呼ばれる鉛ガラスを爪留めし、中央部には透明感のあるブルーエナメルの中心に更にペーストを飾ったパーツを乗せるといった非常に凝った作りのブローチです。まるでレースを思わせるその外観はアンティークならではのもの。軽い作りが特徴で着ける服を選びません。

アール・デコ期について

アール・デコ(Arts Decoratif)とは1910年代半ばから1930年頃、ヨーロッパ及びアメリカで流行した装飾傾向で、1925年の「パリ万国装飾美術博覧会」においてその人気は頂点に達しました。古代エジプト美術の装飾模様やアステカ文化、日本や中国などの東洋美術など古今東西の様々な装飾の影響が見られ、ジュエリーだけではなく建築や家具、調度品などにもその特徴を見ることが出来ます。直線と曲線を生かしたスッキリとしたデザイン、原色同士などの強い色同士のコントラストが特徴で、それまでの繊細且つ華奢で女性的な作品とは異なり、活動的で実用性のある作品が多いのがこの時代です。

【マルカジット珊瑚リング 1925年頃 イギリス】
幾何学的な美しさが特徴のアールデコ期を代表するデザインの指輪です。地中海珊瑚の深い色合いとマルカジットの渋さが織りなす見事なコントラスト。台座は極めて低い作りになっており、洋装、和装どちらにもしっくりと馴染むデザインです。

モード史の中のアンティーク・ジュエリー

ジュエリーはファッションの変化に伴って、その意匠に創意工夫が加えられ、特にフランス革命以降、
女性のファッションの幕開けとともに衣類との関わりが深まります。流行に沿って、ジュエリーの移り変わりを追ってみましょう。

[1850年~1870年頃]ありとあらゆるジュエリーで身を飾った華やかな装いが流行

1850年代に入ると、ヨーロッパは繁栄の時代を迎えます。一時期衰えた装飾品に対する愛着を取り戻して、衣装も贅沢で優美なデザインとなりました。このころ、オート・クチュールが誕生し、高級衣装店(ハウス)が社交界に定着したのです。ファッショナブルな人々は豪華なサロン風のハウスに出かけるようになり、女性のファッションは女性が仕立て、有名店の支配人もすべて女性だったそうです。衣装は、クリノリンといわれる軽くしてしなやかな針金の輪で作られたペチコートを着用したボリュームのあるスタイルになり、装飾具も華やかな色彩とデザインの大振りのものへと変化します。髪は真ん中で分けて、ティアラが着けられるようにアップにしました。髪飾りは盛装に欠かせない装身具だったのです。特に1860年代はジュエリー全盛の時代となり、ネックレス、ブローチ、イヤリング、ブレスレットのすべてを身に着けるようになりました。デザインも一段と凝ったものになり、金のフリンジはより長く、彫りなどの装飾はより複雑になりました。

【珊瑚三連ネックレス 1850年頃 イタリア】
後ろの留め具まで全てオリジナルを使用した、見事な地中海珊瑚のグラデーションネックレスです。これだけのボリュームとコンディションのものは、滅多に出る事はない貴重な作品です。

[1880年~1890年頃]シンプルなジュエリーでまとめるのが流行した時代

1880年代になると、衣装は細いウエストラインの、腰に飾りやフリルでアクセントをつけたバッスル・スタイルというシンプルなものになります。装飾具も同じようにシンプルなものが好まれ、ビーズや金の長いチェーンが流行しました。銀を使った本格的な装身具も登場してきます。特に、大きなロケットの付いたチェーン・ネックレスと幅広のバングルが大流行となりました。

【真珠アクアマリンペンダント 1890年頃 イギリス】
ヴィクトリア時代の特徴である可憐なデザインのブローチ兼ペンダントです。中央のアクアマリンの周囲には天然真珠を半分にしたハーフパールがあしらわれ、下に揺れるアクアマリンと絶妙なバランスをとっています。軽やかで女性らしく優しい印象を与える作品です。

[1890年~1910年頃]パールやダイヤモンドを 使って、エレガンスを演出

世紀末になると、衣装は女性的な人体の曲線に沿ったデザインになり、胸元やペチコートにレースが使われるなど、エレガントなスタイルとなりました。装身具は全体に小ぶりになり、特にリングとブレスレットは小さく、また大きなブローチに代わりピン・ブローチが主流となりました。色彩も無色か、淡い色合いとなり、ダイヤモンドが最も好まれたのです。そして、20世紀に入って流行したハイネックのエレガントな洋服に合わせて、パールのネックレス(ドッグ・ネックレス)や、繊細な細工のダイヤモンドのペンダントやネックレスが装身具の主流となりました。

【アール・ヌーヴォーダイヤモンド リング 1900年頃 フランス】
華奢で女性らしい曲線が生かされたアール・ヌーヴォー時代の指輪です。決してありふれたデザインではなく、上品でありながらも強い主張を感じさせる作品です。

- Present -
来店予約特典

アンティークジュエリーフェア2018 開催 場所:LUCIR-K 日程:5/10(木)~5/13(日) 時間:10:30~19:30

アンティーク・ジュエリーを専門に活躍中のバイヤーが、選りすぐりの品を300余点集まります。これだけの品を手に取ってご覧いただける機会は滅多にございませんので、ぜひ、来て見て触れて感じてください。運命のアンティーク・ジュエリーに、どうか出会えますように…♡

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